今頃ゴールデンウイークのご報告(思春期早発症のお話)
- 2026年7月5日
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みなさま、お久しぶりです。ちょっと前の話になりますが、ゴールデンウイークに神奈川県の三崎に行ってきました。すごく混雑していて、三崎港で昼食を取ろうにもお店はどこも長蛇の列。2時間待って、マグロ丼にありつけました(汗)。新鮮でとてもおいしかったです^^。
食事のあとは、小網代(こあじろ)の森を散策することにしました。 三浦半島の先端にある、相模湾に面した小さな森で、森の中心を通る散策路(1.6km, 約1時間)が、森林から湿地、干潟、海へと続き、様々な植物を見ることができます。何よりも天から降ってくるような野鳥の声が素晴らしくて、別世界に来たようでした。ウグイスもたくさん鳴いていましたが、ガビチョウの声がとてもきれいに響いていました(良かったらYou Tubeでガビチョウが鳴いている動画をご覧ください)。リスも遠くからですが、何匹か見ました。
ところで、今回は思春期早発症のお話です。性発達が早かったり、身長が急激に伸びたりしてご相談を受けることがあります。男児では、9歳未満で精巣が4ml以上に発育する(これは気づきにくいです)、10歳未満で陰毛が発生する、11歳未満で腋毛、ひげが発生したり声変わりする、女児では7歳6か月未満で乳房(乳腺)の発育がある、8歳未満で陰毛、腋毛が発生する、10歳6か月未満で初潮が発来するといった場合、性発達が早いということになります。
成長曲線を作成して急激な身長の増加がないか、手のレントゲン写真を撮って骨の年齢が実年齢より進んでいないか、思春期早発症をおこす病気に特有の身体所見があるかをチェックします。また、血液検査で脳下垂体、卵巣、精巣、副腎、甲状腺のホルモン値などを調べたり、下垂体MRIや腹部エコ―、場合によっては縦郭(胸の中央部)の画像検査や負荷試験(ホルモン分泌を促す薬剤を用いた血液検査)を実施することもあります。思春期早発症のタイプを見極めたり、原因となる病気がないか調べます。
女児の場合は原因となる病気が見つからないことがほとんどですが、そもそも性発達が早くても思春期早発症の診断基準を満たすほどの検査結果がでることは多くなく、治療に進む方は少ないです。原因となる病気が見つかれば、もちろんその治療を行うことになります。原因となる病気がない思春期早発症の治療では、4週間に1回、定期的に医療機関で性ホルモンを抑制するための注射を打ちます。治療の目的は身長が低くなることをなるべく防ぐこと、周りの子たちよりも性発達が早いことによる本人の精神的負担を取り除くことにあります。ただ、ある程度の年齢になっていますと、治療をしてもしなくても大人になったときの身長は変わらないです。治療をするかどうかは、そのお子さまの性格や生活環境を含めて総合的に判断することが大事だと思います。
これまで検査、治療とも私の出勤日である木曜日に千葉西総合病院小児科で行っていましたが、木曜日に都合がつかない方は7月から当院でも注射治療を行っています。

マグロ丼

小網代湾の夕日